チャプター 75

カロライン視点

鎖の痛みは、決して途切れなかった。

手首の血が止まっても、皮膚が硬く厚くなっても、体重のかけ方を覚えて鉄が深く食い込まないようにしても――鈍い疼きだけは居座り続けた。

もしかしたら、鎖のせいじゃないのかもしれない。もしかしたら、痛いのは私自身なのだ。

かつて私は自由を夢見た。森を駆け抜け、月光を肌に受けて走る自分を。私は信じていた。自分はもっと大きなもののために生まれたのだと――栄光のために、力のために、愛のために。

なのに現実はこれだ。ムーンライト・パックの地下牢で朽ちていく、忘れ去られた娘。

カロライン、恥さらし。

カロライン、嘘つき。

カロライン、妹の伴侶を奪...

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